Ulanzi GP-4

自転車
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サイクリングにGoProを

最近ではサイクリングに出かけるときにGoProを自転車に取り付けています。

走っているのはいつもと変わらない所なので、そんなに特筆するような撮影対象があるわけではないのですが、自動車で言うところのドライブレコーダーのような感じで撮影しています。

小鳥やイタチが飛び出てきたりしてハッとするような場面に遭遇することもあるのですが、多くの場合は特別なことは何もないただひたすらに道路周辺を撮影していることになりがちです。

GoProの手振れ補正ほ驚くほど効いていて、撮影時に不快なほどガタガタと揺れる舗装路面のの凸凹であっても、映像を見ると何事もなかったかのようにスムーズに撮影できています。ほんと、一昔前のカメラでは考えられないぐらいの補正能力です。

撮影方法としては、GoPro片手に運転するのはかなり危ないのでハンドル付近に固定しているのですが、GoProのマウント方法は正直いってチャチすぎです。もっともっとまともなマウント方法がありそうなものなのですが、サードパーティーを含めると過去にリリースされたアクセサリは膨大な量になるため、簡単に変更はできないのでしょう。また、大きく変更してしまうとアクションカムのライバル社にその座を取られてしまう可能性もありそうです。

GoProの不満点

自転車にGoProを固定するのは良いのですが、休憩するときや自宅に帰ってきて取り外すのはいちいちネジを外さなければならず、ネジの紛失にも気をつけねばなりません。また、逆に取り付ける時にはネジ穴を揃えるようにする必要もあります。当然ですがネジの締め付けが緩いと自転車の走行時の振動で動いてしまうこともあります。

つまり、GoProのマウントには次のような不満点があるわけです。

  • いちいちネジを着け外さねばならない
  • 外した時にネジの紛失に気をつける
  • ネジはしっかり締め付けないと振動で動いてしまう
  • そもそも取り外しに時間がかかる

Ulanzi GP-4 という選択

GoProのマウントを何とかしたいと考えていたときに見つけたのがUlanziのGP-4です。

UlanziはGoPro周辺のちょっと便利な小道具メーカーというイメージで、純正パーツではイマイチ気が利かないと感じる部分に面白い視点でパーツをリリースしています。決してGoProに問題があるわけではなくても使い方によっては残念な事にならざるを得ない場合でもUlanziのパーツで助かったりもするのです。

パッと見た感じで全てを物語っていますが、GoProのマウントを簡単に捻るだけというお手軽操作にしてしまおうというものです。

二つのパーツを接続する部分には強力な磁石が使われています。捻って固定するので磁石を仕込む必要は無いとは思いますが、振動で捻りが緩んでしまったり仮固定の意味があるのかもしれません。また、磁石ですのであえて二つのパーツを組み合わせて使うのではなく、GoPro側だけで使えばガードレールなどの鉄部分に貼り付けて撮影する事もできます。

痒い所に手が届くというのは正にこういうのを指すのでしょう。

構造上マウント部分にある程度の長さを必要としてしまいますが、私が使う分には問題無い長さに収まっています。

気になる点といえば、これらのパーツをバラバラに入手できないという事です。せっかくGoProを簡単に着け外しできるのであれば、一台のGoProを普段使っている三脚をはじめとして何箇所かに付け直すといった使い方をしたくなるでしょう。でもセットでしか販売はないところがとても残念。

さっそく使ってみる

実際に製品を手に取ってみると、クイっと捻るだけで付けたり外したりできるのはとても便利。捻るだけとはいえしっかりしているので勝手に緩んでくることはなさそう。また、変なガタもなし。第一印象としては「これはいいものだ」という感じ。

早速自転車に取り付けてみました。そこそこの存在感のあるパーツですが、GoProと共に使うのであれば気になるほどの事はありません。懸念していたガタガタ音も無し。乗り始めにGoProをサッと取り付けて、休憩時はクイっと外してポケットへ。今までネジをきっちり締め込んだり、ネジ穴が揃わなくてイライラしたりといったことがなくなりました。実に快適。

製品は樹脂でできているので振動による揺れと耐久性が気になるところですが、揺れについてはGoProの手振れ補正で綺麗に消し去ってくれるので全く問題ありません。あとは耐久性がどこまであるかですが、樹脂でGoProを支えるのは結構厳しいんじゃないかと予想。

破断

残念ながら、やっぱり破断してしまいました。およそ10時間程度といったところです。路面から振動が伝わってくる中、GoProを支えるトップヘビーな構造はやはり無理があったようです。金属製であればよかったのでしょうけれど、Ulanziは樹脂製品が多いので金属版のGP–4は望み薄です。うーん、かえすがえすも残念。

製品の特性上、振動の激しいところでの利用は想定していないのかもしれません。三脚への利用や振動が少ない環境では使いやすさを抜群に発揮できるので、ほんと残念でなりません。

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