Ulanzi Falcam F22

自転車
スポンサーリンク

Falcam F22 シリーズ (と、いう名前なのか?)

小型のクイックシューを探していたらまたしてもUlanziのクイックシューを見つけてしまった。いったいUlanziは何種類のクイックシューをラインナップすれば気が済むのだろうか。事あるごとに購入している方も大概なのだが、丈夫でガタが無く安心して使えるものをビシッと決めて欲しいものである。

製品を紹介している写真を見る限りではそこそこ本格的というかガッチリしている感じで、プロもしくはプロっぽいユーザの現場での利用を想定しているように感じられる。まぁ、カタログ写真というのはそもそもそういう物だとも言えるので、そこを期待の根拠にしてはいけないのだが。

早速買ってみた

GoPro用にポチってみようとしたのだけれど、実は結構お高い部類に入る。クイックシューというのは簡単に付け外しができるようにマウント部分とクランプ部分に分かれているのだけれど、それぞれ別売になっている。実際に使用する場合には予め各所に設置しておく事になるので、必要なパーツを必要な数だけ購入できる方が融通がきくのは確かなんだけど。セット売りにして少しでもお得感が欲しいな。

気にしている点

自転車でGo Proを固定するのにクイックシューを使う場合、気にしているのは次の点。

  • ガタ無く固定できるか
  • 走行中の振動で外れたりしないか
  • 走行中の振動で壊れたりしないか
  • 雑音を発生させないか
  • 簡単に取り外しできるか

ガタ無く固定できるか

Go Proには手ぶれ補正機能がついているとはいえ、自転車に固定するということは非常に多くの振動に見舞われることになる。クイックシューで多少ガタが発生しても全体の振動からすれば大した量ではないのだけれど、ガタが発生するような部品を使い続けれるのはモチベーションが下がるし、そもそもカメラを固定する部品でガタがあるというのは製品の品質として問題があると言える。

走行中の振動で外れたりしないか

綺麗な舗装路を走っているだけであれば細かな振動だけで済むのだが、実際の路面には結構な段差があったりするし、ところによっては穴が空いていたりしてハンドルを持つ掌が痛くなるほどの衝撃を受けることもある。そんな衝撃で外れてしまってGo Proが路面に転がってしまうのはとても困ってしまう。自分や後続の自転車に当たれば落車事故を引き起こしかねないし、自動車に轢かれれば丈夫なGo Proといえどもひとたまりもないだろうし、そのまま紛失してしまうのも困りものだ。

走行中の振動で壊れたりしないか

Go Proは意外と重たくて200g程度ある。そんなGo Proにあらゆる方向から振動が与えられているのだからクイックシューにかかる力は相当な物だと思う。今までプラスチックの製品をいくつか使ってきたが全て破壊されてしまった。プラスチックの種類によるのかもしれないが、事前に強度を確認できないので基本的にプラスチックの製品は避けるようになってしまった。金属だから大丈夫だとも断言はできないのだけれど、少なくともプラスチックよりは耐久性はありそうだ。

雑音を発生させないか

Go Proには小さいながらもマイクが装備されている。録音されるのはほとんどが走行時のタイヤから発生するいわゆるロードノイズばかりで音声はとても満足できるレベルではないとはいえ、周囲の環境音が結構走行時の臨場感に一役かっている。クイックシューには固定やリリースのため部品が何点かの部品から構成されるわけなので、振動に晒されるとどうしても若干のノイズが発生するのは仕方ないとは思っている。が、発生しないに越したことはない。

簡単に取り外しできるか

実はあまり取り外しに関しては重きを置いていない。基本的にはライド開始時に取り付け、終了時に取り外しするだけだし、もし途中で操作するとしても一回、多くて二回といったところだ。ただ、Go Proの標準的な取り付け方法であるネジ止めは穴を揃えてネジを差し込んで回して固定するのが面倒すぎる。ネジを落としがちだし、ガッチリ固定するためにドライバーやレンチを用意しなくてはならない。頻度は少ないとはいえ最も面倒な作業なので楽になるのはありがたい。

使ってみて

がっしりとした作りで結構重量感がある。GoProのマウントは平らな板を単にネジで締め付けているだけなので、付属のネジを手で締めた程度では自転車の振動で動いてしまって実用に耐えない。仕方なくドライバーや六角レンチを使ってかなりガッチリと締め付けて使うことになるので、チャチな作りだと壊れないか不安になってしまうが、かなり堅牢な印象を受けるので大丈夫だろう。

クイックシューはリリースするための機構にボタンを使っているので、どうしても僅かな隙間が必要でその部分がガタついてしまいがちだけれど内部の精度やスプリングがしっかりしているせいなのかガタつきも無さそうだ。

使い始めてから計100時間以上になるけれどこれはいい感じだ。

利用を想定しているわけでは無いけれど、マウントとクランプは正方形にできているため90度毎に向きを変えても装着できる。使うシーンによっては役立ちそうだ。

ガタ無く固定できるか

クイックシューの接続部分はとてもピッタリとできていてガタは無いと言っていい。散々使っていけば擦れて多少のガタはできるかもしれないが、その時は十分使い切って製品寿命と言っていい時だと思う。

走行中の振動で外れたりしないか

プレートが外れないようにする仕組みは小さなピンだけになっている。リリース時には横のボタンを押すことでピンが動いてプレートの溝に沿うようになるだけだ。とはいうもののボタンを押すにはそこそこ力が必要で振動程度では誤って動くことは無さそうだ。またピンは金属製で丈夫に見える。

マウントとクランプは正にピッタリの寸法でできているため、少しでも斜めになっていると差し込んだり外したりはできないようになっている。クランプと名乗りながらも実際には締め込んでいるわけでは無いのだけれど、小型なのでこれで十分だと思う。

走行中の振動で壊れたりしないか

購入してから100時間程度使っているが問題は無さそうだ。プラスチックの製品の場合には10時間も使えれば上等だったので雲泥の差がある。全て金属でできていてかなりガッチリしている印象がある分、重さもあるわけだが。

雑音を発生させないか

クイックシューにはリリース用のボタンがあり、また内部にはボタンを支えるスプリングが入っている。いくつかの可動部分があるため振動による雑音が発生しやすいのは否めない。だが、スプリングが少々硬めなのが功を奏しているのか振動があっても雑音は出ないようだ。

簡単に取り外しできるか

取り付け時は差し込むだけで固定できる。ただ、ピンの固定が若干硬めなので取り付け時にもボタンを押しておいた方がスムーズに操作できる。取り外しは逆にボタンを押しながらプレートをスライドさせればいいだけだ。プレートとベースとの隙間がほとんど無いためスライドさせる際に若干でも斜め方向だと動かないのだけれど、これはガタを発生させないための構造であって、それだけ精度良くできていると思えば良い。Go Proのネジ止めに比べれば比較にならないぐらい簡単である。

これはいいものだ

少々重量はあるものの、がっしりしていてキッチリ固定されている。GoPro用の他一般的な三脚に使われている1/4ネジもあるので各所に用意しておけば煩わしいGoProマウントを使わなくて済む。

ちょっと高価な気もするけれど、付け外し毎にイライラするのを考えれば妥協できる範囲だと思う。

早速いくつかの種類を追加購入してしまった。

amazon

コメント