私、自転車のライトではキャットアイさんを信頼しているので、ここ最近キャットアイさん以外のメーカーの製品を買った事がありません。
以前はまぁそれなりに色々買った事もあるのですが、明るさというか配光がイマイチだったり、取り付けた時のバランスが悪くてすぐに傾いてしまったり、取り付け台座が妙にゴツいのに確実に止められなかったりして、妥協を求められる事が多かったです。もっとも、こんな経験も一昔前の話なので今では改善が進んでいるんでしょうけど。
一方、キャットアイさんならそんなことは無かったかというと、そうでもないのですが、他よりもずっと良かった印象があります。
VIZ300
VIZ300は実店舗販売限定なので、通信販売では手に入りません。ときどきキャットアイさんはこのような販売方法をとるんですよね。
形としてはややゴツいながらもスマートさを出すよう頑張ったというところです。
ロードバイクに着けるにはちょっとゴツい感じがするけれども、しっかりとした大きさで視認性を高めたいってときには丁度良いとも思えるサイズですね。大きい方の限界値って感じです。
全体的に赤色透明の筐体で綺麗です。中身が透けて見えますが、自転車に着いていると気にはならないですね。
点滅パターン
点灯
点灯は3つのLEDが全て点灯します。正直、かなり明るいですね。正面から直視はできないほどで、一昔前のLEDフロントライト並みと言えます。
点灯で公称5時間。ここまで明るく無くてもいいから利用可能時間を伸ばしても良かった気がします。
点滅
点滅は3つのLEDが同時に点滅します。明るさは点灯と同じくらい。
公称45時間。点滅の間隔は短く感じますが、点灯している時間は一瞬なので長時間使えるのでしょう。
グループライド
両側のLEDと中央のLEDが交互に点滅しています。単なる点滅では無く、両側はロー-ハイ-ロー-消灯、センターは消灯-ハイのようです。
公称8時間。後方へはっきりアピールしたい場合はこのモードが使いやすいかもしれません。でも、やっぱりもう少し暗くても良いから長時間のモードが欲しいです。
デイタイムハイパーフラッシュ
実に忙しない。両側が交互に高速点滅しつつ、中央も点滅してます。
公称10時間。アピール力は満点ですが、前走車がこれだったら、ちょっと嫌かな。
ブラケット
新しいタイプのブラケットが添付されています。
最近の自転車のフレームは丸パイプからエアロ効果を意識した形状に変わってきている事もあり、複雑な形状にも対応できるようにゴムバンドで固定できるようになっているのだと思います。
ライトを取り付ける部分は従来からある2センチ角の正方形ですが、このブラケットでは4方向全てを囲むようになるため、よりキッチリと固定されて、振動では外れないようになっています。
その代わりにブラケットを自転車に残したままライトのみを取り外す事ができません。ちょっと不便な気もしますが、どうせ洗車する時には外すでしょうし、まぁ、妥協できる点だとは思います。
ライト側にはマウント部分に従来通りの固定用の爪が引っかかる溝が設けてありますので、従来のマウントにも付けられるようになっています。
感想
夜間走行時には点灯させる必要があります。もし、日が暮れることを想定せずに日中にグループライドモードで走っていた場合、日が暮れてしまった時に点灯しようとしてもバッテリーが足りないなんてことが起こりそうです。
実際に使用するとなると、日中は点滅モードで使用して、日が暮れてきたら点灯に切り替えるのが妥当だと思います。
ライト関連の製品を選ぶ時には明るさに気を取られがちですが、利用可能時間も選択肢として結構重要な項目になっている人もいるとキャットアイさんには知って欲しい感じですね。最近のLEDはリアライトにするには十分すぎる明るさをもっているので、意図せず日中から夜にかけて使うシーンも想定してもらえるとありがたいですね。
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