GoPro 12 と Action 4 の比較

ActionCam
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前提

自転車にアクションカムを付けて走行動画を撮影して気がついた事を書いておきます。

撮影条件としては4K 30FPSでの撮影となります。

動画はHEVC(H.265)で記録しています。

それぞれの動画は別の日に撮影していますので、厳密に同じ条件とは言えません。しかし、何回か撮影してみて同様の傾向が見られていますので各機器の特徴と捉えて良いと思います。(というか、厳密に同じ条件なんて不可能ですし、撮影条件は日々変わっていくものなので、厳密さを求めても仕方ないと思っています)

Action 4についてはセンサーサイズの大型化による暗所性能云々が謳われていますが、ここでは気にしません。

GoPro 12 側の設定

GoProはビットレートを標準(デフォルト)と高という設定が選択できますが、ここでは高で設定しています。

標準であっても十分綺麗な映像を得られますが、走行中のアスファルトといった非常に細かい部分がモヤモヤとした映像になってしまいます。

画角は広角(デフォルト)としています。歪曲収差は好みではありませんが、あまり気にならない程度に収まっていますし走行時の雰囲気表現と考えれば、まぁ妥協できます。

画角の設定でリニアを指定すれば歪曲収差の補正された画像を得られますので、場合によって使い分けています。

Action 4 側の設定

画角は広角(デフォルト)を使用しています。歪曲収差は発生しますが、このサイズのレンズに広角で歪曲収差の無い性能を期待しても仕方がありません。GoProと同じく、いわゆる”味”ってやつです。

設定で補正した画角も選べますので、状況に応じて使っていこうと思っています。

パッと見の印象比較

GoProの方が明るく映っています。これは製品の映像表現なのでどちらが良いとかは言えません。ただ、明るく仕上がっている方が第一印象として”綺麗”と感じやすいのは確かです。

肉眼での印象との比較ではGoPro 12の方が近いように感じます。(肉眼では注目している対象に合わせて自動的に明るさなどが無意識に調整されるので、あくまでも印象です)。まぁ、好みの問題ですね。

ゴーストの比較

アクションカムでは広角での撮影が多いので、どうしても太陽やライトなどの光源が映り込みがちになります。太陽などの強い光がレンズに入ってきた時にレンズ内で反射してしまい、実際には存在しない光の芸術が生まれます。

GoPro 12 のゴースト例

画面には映っていませんが、左上に太陽があり、うっすらと楕円のゴーストが2つ映っています。

GoPro 12はほとんどゴーストが発生しないように感じます。発生しても漫画などでの光の表現として使われるような円形のゴーストなのであまり気にならないレベルだと思います。

Action 4 のゴースト例

左上に太陽が少し映り込んでいて、太陽からラッパ形状の光の線がはっきりと映っています。まるでUFOに誘拐されそうな感じです。

Action 4のゴーストはほぼこのような形状でかなりはっきりと現れるので、映像を見ていて気になる事が多くあります。自転車での車載動画の場合、直線的に走る事が多いので光源が長時間映り込み続ける事になり、ゴーストが目立ちやすいです。できる限り光源が映り込まないようにカメラの角度を変えるなどの工夫が必要かもしれません。

ファイルについて

GoPro 12のファイル

動画ファイルは約12GB毎に分割され、一つのファイルに約17分間記録されます。前提でも書きましたが、ビットレートを「高」にしています。

撮影したファイルの情報は次のとおりです。

ビットレートを「標準」にした場合のファイルの情報は次のとおりです。

データレート(ビットレート)が約半分になっています。先にも書きましたが、このビットレートが「標準」の場合にはアスファルトなどの細かな部分がモヤモヤした感じに処理されてしまいます。風景であれば特に差は現れませんが、自転車の走行動画ではどうしても路面が多く映り込みますので、結構目立ちます。

Action 4 のファイル

動画ファイルは約17GB毎に分割され、それぞれのファイルには約25分間の映像が記録されます。

Action 4にはビットレートの設定項目はありません。

データレート(ビットレート)はGoProの「高」とほぼ同じ値になっています。ファイルサイズもほぼ同等と言って良いと思います。

あえて優越をつけるとすれば

GoPro 12のAction 4もアクションカムとして全く問題無いレベルで使えると思います。

アクションカムは屋外であったり、振動が強かったり、水濡れが酷かったり、ときに落下して衝撃を受けたりするような使われ方をするので、映像の細かな所だけでなく、どのように使えるのかも比較の対象となるものです。

とはいえ、あえて比較するとすればゴーストの現れ方がより自然に感じるGoProが有利だと思います。

高温化での熱停止の問題や連続録画の電池の持ちも気になるところですが、その辺りはネットにいくらでも情報がありますね。

ここには書かれていませんが、GoProは蓋を開ける時に爪が剥がれそうになるほどですし、マウントはそろそろ進化しないとマズいとも思います。また、ファイル名の生成規則は改善の余地有りだとも思います。GoProはデファクトスタンダートになってしまったが故に変えたくても変えられないジレンマを抱えているのかもしれません。

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