「いけない」

ちょっと変わった推理物小説。

雑誌に掲載された3編と書き下ろしからなっていて、それぞれ要素は違うものの基本的に舞台は同じところになっているので読んでいるうちに土地勘というか地名がだんだん馴染んでくる。

この小説が他とちょっと違っているのは、読み進めていくうちに「あれっ?」とか「どうなってるんだ?」とか疑問に思いつつも物語が終わってしまうこと。そして最終ページに1枚の写真があって「あぁ、そういうことか」と締め括られる作りになっていること。

もちろん1枚の写真ではなくて、文章で説明することもできるだろうけど、推理物は最後のネタばらしの部分は読むのがかったるくなりがちなのを文を読まずとも画で一気に説明してしまうところが斬新。

雑誌に掲載されていた3編それぞれが独立しているけれども、書き下ろしできちんとまとまっている。

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