何年ぶりかに乗鞍エコーラインへサイクリングに行ってきました。
予定を立てたのはまだ猛暑が残る頃だったので、気温のことなど考えもせず、むしろ涼しくてちょうど良いんじゃないかな程度に考えていたのでした。
予定日まであと数日という時になって、乗鞍で初霜が観測されたというニュースを知り、慌てて気温の情報をなどを調べてみたところ、どうやら涼しいどころか寒いぐらいだということが判明。
自転車で登っている分には運動しているので寒さは感じにくいのですが、夏用のサイクリングウェアというのは基本的に速乾性の優れた薄い生地を使っているので防寒性能は皆無なのです。さらに下りでは風をもろに受けつつも運動らしきことを全くしないため体温が奪われる一方になるためハンドルを握る手が悴みブレーキ操作もままならないという極寒地獄となります。
慌てて秋から冬にかけての装備を引っ張り出してバタバタと準備を始めました。ざっくりと予想した気温は観光センターあたりで15℃程度、畳平で10℃程度だろうと考えて、ウィンドブレーカーでなんとか耐えられるけれど手元だけは真冬用の手袋を使うことにしました。結果としては気温は正確にはわかりませんが体感的にほぼその通りで、手袋は大正解だったものの、ウィンドブレーカーではなくてもっと保温性に優れたものの方がよかったです。マジ寒かった。
観光案内所
9月中は天候不純が続いていましたが、当日は薄曇りになり雨の心配はありませんでした。観光センターからは畳平方面を見ても霧の心配はなさそうです。
紅葉が見頃を迎えているという事もあってか登山やハイキングの方々がとても多く、シャトルバスのバス停には100人以上が並んでいるようでした。サイクリング目的の方々も多くて駐車場ではあちこちで自転車を組み立てていたり、次々と出発しています。
距離にして20キロ程度なのですが、何回見てもあんな遠くの上の方まで行くのかと軽くショックを受ける景色です。
三本滝レストハウス
およそ7キロ地点の三本松レストハウスで休憩です。
薄手の長袖ジャージにしたのですが、走っている間は大丈夫なのですが止まっているとシンシンと寒さが染みてきます。まだまだ上に行くのですが大丈夫なのでしょうか。
ここから先は周りが開けてきて眺望を楽しめるコースになるので物理的に頑張って踏んで体温を上げつつ、精神的に眺望を楽しんで寒さを忘れるようにしていきます。まぁ、そんなん無理なんですけど。
位ヶ原山荘
15キロ地点の位ヶ原山荘までまできましたよ。約20キロの道程のおよそ3分の1毎に休憩できる施設があるのはありがたいですね。
ゴールの畳平も間近に迫ってきています。
できることなら青空になってくれると嬉しいのですが、どうやらこれから天候は下り坂だそうです。
畳平
やっとゴール。なんとか登り切りました。
やはり気温はかなり低くて10℃程度だと思います。じっとしているのが辛い。写真撮影もそこそこにレストランで温かいものを頂きます。
下り
ウィンドブレーカーを着込んで、手袋を真冬用の厚いものに換えて下ります。準備している時は少々大げさに思えたこの手袋ですが、全然大げさではなくむしろちょうど良いぐらい。
位ヶ原山荘
体が芯から冷えたので位ヶ原山荘でお汁粉をいただきます。甘く温かいお汁粉は偉大だ。
観光案内所
戻ってきました。
畳平よりも気温が高いのを感じます。標高2700mをなめてました。
確かに寒さは辛かったのですが、森林限界を超えて見通しの良い景色の中に紅葉を楽しむことができてとても良い思い出になりました。
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